2003.8.11 - 8.23BACK
加藤哲也個展
作品について
多摩美の頃からカジュアル・ポップな作風が好みだった僕はその頃から、アンディー・ウォーホルと横尾忠則とカリフォルニアが大好きでした。その後アメリカに留学、僕にとってこの重要な経験を生かし自分のスタイルを修正、醸造、発酵し加藤哲也スタイルの作品を制作しています。今でも自分(アイデアの方向性)は、何処から来て(アイデアの方向性)何処へ行くのだろう?と作品のイメージに悩み、街を散歩してイメージを整理し自分の行き先を空想、想像している。

また一方では、シャケも動物・人間も、きっと一緒で回帰本能が同様な原理で存在すると考えられる。僕は東京で生まれ、太平洋(カリフォルニア)で成長し日本に戻り棲息している。この先何処へ行くのかは分からないが、今のところ、思考もアジア回帰して凄く僕がアジア人で、アジア的なモノが気になり自分的アジア遺跡イメージと、ジメジメ感の多発する有楽町のガード下や、朽ちた古い建物の錆、剥がれたペンキを凝視・観察します。また地方に旅すると崩れかけた土蔵の剥がれた土壁にジィーンと美的感動します。

時空を越え、存在が説明を拒むような作品を、すごくカジュアルスタイルで発表しようと考えています。

加藤哲也
[ 略歴 ]
1955 東京都生まれ
1979 多摩美術大学彫刻科卒業
1981 アカデミーオブアート大学彫刻科卒業 カリフォルニア州サンフランシスコ
1983 同大学院修士課程彫刻科修了

[ 個展 ]
1984 ピテカントロプス・エレクトス 東京
1985 ギャラリー紅 京都
1986 アットギャラリー 東京
1987 O美術館 東京
1988 ルートギャラリー 東京
1990 ルートギャラリー 東京
ギャラリーQ 東京
1992 ギャラリーQ 東京
1993 ニコスギャラリー 東京
1996 ACギャラリー 東京
1998 ギャラリー青山 東京
2003 SPICA MUSEUM 東京

[ グループ展ほか ]
1977 渋谷公園通り野外彫刻展 東京
1979 多摩美術大学卒業制作展 東京
1980 ネオンアート展 カリフォルニア
リッチモンド郡立展 カリフォルニア
ギィルティーバイスタンダーギャラリー展 カリフォルニア
'80ファイナル展 カリフォルニア
1982 3人展/20×20ギャラリー カリフォルニア
1983 卒業2人展/アカデミーオブアート大学ギャラリー カリフォルニア
2人展/アットギャラリー 東京
1985 フラワーパーティー展/アットギャラリー 東京
1986 日本・ハワイ現代美術交流展 ハワイ
1989 国営みちのくの杜公園野外展―招待作品出展 仙台

[ 公募展 ]
1982 第12回国際彫刻会議展入選
1983 第22回カリフォルニ州アヘイワード郡美術展入選
1985 第1回日本オブジェ展入選
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