2000.6.20 - 6.30BACK
山川輝夫展 ―点シリーズより―
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山川の初期の作品に点シリーズがある。点シリーズは1976年に十二指腸潰瘍で体調を崩した後の療養中に生まれた。山川は身体が自由にならない状況の中で時間を持て余し、紙切れに小さな点を描いていった。呼吸のリズムに合わせて一つ一つ点を描き、自分の生の過程を画面に刻んでいったのである。
(神野伸吾 山日アートコレクション カタログ より)
[ 略歴 ]
1940 東京都生まれ
1964 東京芸術大学油画科卒業 大橋賞受賞
1966 東京芸術大学油画科大学院修了
1969-74 女子美術短期大学非常勤講師
1981 東京芸術大学助教授
1986-87 文部省在外派遣研究員としてロンドンに留学 研究題目は「英国を中心とするモニュメンタル絵画」
オックスフォード大学にて「日本の美術教育」について講演を行う
1987 「Blue and Blue」のシリーズの制作を始める
1991 夏頃より体調を崩し、入院する
講談社「群像」1月号から表紙に「Blue and Blue」が掲載される(1992年12月号まで続く)
1992 1月20日 胆管閉塞のため死去 享年51歳
1996 3月 山梨県立美術館にて遺作展(山川輝夫展 "ブルーアンドブルー、画布上の色彩と現象")が開かれる
1999 ギャラリーオープニング展覧会/SPICA MUSEUM 東京
2000 SPICA MUSEUM 東京
2001 SPICA MUSEUM 東京
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